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ゴミになるものを買わない

2021年1月2日

モノの買い方に人の生き様や考え方がよく現れます。

 

たとえば靴一つとっても、5,000円くらいのを買って短期間で履き潰す人もいれば、10万円以上の靴をたいせつに履いて、靴底を張替たりして一生履き続ける人もいます。

 

車選びと住まい選びはよく似ていて、特にその人の考え方がよく見えます。

 

日本人の典型的なパターンは将来値崩れする大衆車を新車で購入し、数年で買い替えるケースです。

 

燃費や利便性重視で車を選ぶ人に特に多いのが、この「目先の損得で結果、大きな損をしていることに気が付かない」という買い方です。

 

どういうことかというと、単純に計算すればわかることです。

 

たとえば燃費がガソリン1リットルあたり20キロの200万円の車を購入し、10年後に売却すると10万円にしかならない車種と、燃費が1リットルあたり10キロの500万円の車を購入し、10年後に売却すると500万円で売却できる車種の収支を比較してみます。

 

年間1万キロ乗ったとしてガソリンを1リットル150円で計算し、ガソリン代はそれぞれ以下になります。

 

75,000円×10年=750,000円

150,000円×10年=1,500,000円

 

ガソリン代の差額は10年間で750,000円ですが、車両本体価格は500万円ー190万円=310万円の差額です。

 

あくまで10年間での比較ですが、値崩れする燃費の良い車と資産性のある燃費の悪い車では、実は損得の結果も逆転しています。

 

「燃費が悪い車なんて環境に悪いじゃないか。」という人もいますが、では燃費のいい車を数年で乗り換える人と、燃費が悪い車をメンテナンスをしっかりして定期的に部品交換して、たいせつに何十年も乗り続ける人のどちらが環境に良いライフスタイルと言えるでしょうか?「ゴミを増やさない」ということに焦点を当てた生き方を追求すると、実は環境に良いだけでなく自分自身の豊かさにそのまま返ってきます。

 

10年乗って大幅に値下がりした車と、10年乗っても価値が下がらない車が存在する理由を真剣に考える必要があります。さらに価値が上がる車もこの世には存在する事実を知っておくこともすごくたいせつです。というのも知らないと間違った選択をしていることに気が付かないからです。

 

住まい選びでもこのことを意識しておくことはとても大切です。「不動産は立地がすべて」という言葉の意味とその理由を知っているのと、知らないどころか全く意識しないでいることで住宅購入の選択に大きな差が生じます。

 

日本はこれから少子高齢化で大幅に人口が減少していき、あと数十年で人口が半減します。空家も4割を超えてくる時代が私たちの子や孫の世代にはやってきます。

 

「ゴミになるものを買わない」ことが、自身の財産を蓄積することに繋がりますし、ひいては地球環境にとっても良い選択です。このことを意識している人と、まったく意識しない人とでは財産形成にものすごく大きな差となって老後に降りかかってくる事実が厳然としてあるのです。

 

「じゃあ、どうしたらいいかわからない」という人のためにヒント。日本人はとかく「みんなが買っている」とか「流行っている」という言葉に弱いです。数千円の洋服を買うならまだしも、人生パートナーとして家や車、そのほかのものを買うのであれば、「日本でしか売れていないもの」に極力、手を出さないほうが無難です。

 

車で言えば、いわゆる「ミニバン」ですね笑日本ではいわゆる「人気」ですが、海外での評価は「野暮ったい」「業者の車」というイメージそのものだからです(^^)

 

数十年後も価値があるものって、考えるのは楽しくもあり、難しいですが、人と同じで「チャーミング」であることって大事な気がします♪

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