東海道53次 9日目(浜松宿~豊橋宿)
2015年5月22日
2015年5月22日
浜松に着いて、初日に見て以来久しぶりに拝んだお天道様は、とても神々しく感じました。通常一日40キロ程度歩くのですが、この日はウキウキして27キロほど歩いた浜松の駅前の民宿に泊まることにしました。
富士川以来、4日ぶりに屋根と壁と布団のあるところで寝られる幸せは、言葉ではうまく言い表せませんが、ほっとして、あったかくて、思わず顔が綻びます。お風呂も当然、4日ぶりですので湯船を汚さないように洗い場でごしごし、二度洗いしました。
翌朝、4時に目覚めて支度をして外に出ると、満天の星空が拡がっています。快晴です!歩き始めてほどなく、東の空が白んできました。久しぶりの朝日に、二人で興奮しました!初日の歩き始めのテンションが戻ってきました。
爽快な気分で歩いていくうちに、舞阪を過ぎて弁天島の浜名湖に架かる橋を渡ります。青い空に碧い湖は得も言われぬ絶景でした。その日は、そのまま順調に旅が続き、二川宿に着きました。
二川宿は旧東海道の宿場の中で、数少ない歴史的建造物が残存するエリアです。張り出した軒がピシッと揃い、整然とした景観を形成している様は、とても見応えがありました。街並みが調和した古き良き日本の宿場風景に、暫し見とれるほどでした。
この日は目標地点の豊橋まで順調に辿り着いたので、吉田城のある豊橋公園内の軒下でいつものように野宿をしました。