商業主義に踊らされない
2015年7月8日
2015年7月8日
私がSUUMOなどの不動産物件検索サイトをお勧めしない理由をお話しします。
こうした物件検索サイトをご覧になられた方でしたら、「なるほど」と思うのですが、同じ物件が複数の不動産会社を通じてたくさん掲載されています。なぜ、このような状態になっているかというと、「リクルート」という広告屋さんが運営しているサイトだからです。
広告屋さんは、不動産会社から「広告一件、いくら」という契約をして広告費をもらっています。ですので、同じ物件でも広告したい不動産会社がたくさんあるほど、儲かるのです。探す人の立場からすると、こんなに使いにくい検索は無いのではないでしょうか。
物件が重複しているうえに、売主のプライバシー保護の観点から、すべての不動産物件が掲載されていません。辞書やウィキペディアに例えると、調べようとした単語に複数の意味が掲載されていたり、まったく掲載されていないのと一緒です。
このように一見、探す人の立場に立っているように見える不動産検索サイト。ですが実態はまったく探し手の利便性など無視した広告屋さんと不動産屋さんがタッグを組んだ、商業主義の塊なのです。
少しでも早く、多くの方が気が付いて、貴重な時間を浪費せず、住まい選びをしていただきたいと思います。