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コロナ時代の住まい選び(住宅・不動産購入)

2020年11月16日

第二波が収まったと思ったら、第三派が来ているようですね。

こうなると、いつになったら収まるのかより、もうコロナ前提の生き方や働き方を考えることが大切かもしれませんね。

そう言っている僕もすっかりリモートワークになり、盛況の【笑いが絶えない住まい選び勉強会】も対面からオンラインに変わりました。

自分自身が実感しているのですが、リモートワークはいいですね(^^)

何が良いかというと、これまでの職場中心で住む場所やライフスタイルを考えていたのが180度転換して、「自分はどう生きたいか?それを実現するためにどこに住みたいか?」で住まい選びができるようになったことです。

これは僕のクライアントさん達にも変化が起きていて、勤務先の会社が都心のオフィスを解約したとか、リモートワーク中心になって出社が週一とか月1~2になったから駅近の狭小住宅を売却して、自然豊かで広々した住宅に住み替える動きも事実、出始めています。

事実、それがデータとなって表れてきているのですが、都心のオフィス空室率が上昇し、都心から人口流出が起き始めました。

さて、こうなってくるとこれまで「駅近、駅近」と誰もが口を揃えて言われてきた住まい選びの価値基準が相当、揺らいできたのではないでしょうか?

あなたの生きるうえでの優先順位って、何ですか?

これまで不動産の資産価値として重視されてきたのは「駅近」です。

資産価値とは、需要と供給のバランスで決まります。

つまりこれまでは多くの人が駅近=勤務先からの時間距離を人生において最優先していたのですね。

その大前提を根底から崩したのがコロナです。

「三密」など「密を避けましょう」という言葉通りに生きるのであれば、都心や駅近はどうでしょう?

電車やバスなどの公共交通は、特に朝夕の通勤ラッシュの時間帯は「三密」ですよね。

駅という、電車などの公共交通機関に乗りやすいことのメリットがこれほど、薄らいできている時代は、まさにかつてない状況です。

そんな時代でも「価値ある家=不動産」とはどういう住まいなんでしょうか?

それはひとえに「誰もが=世界中の人から見て、魅力的な地域であり、場所であり、空間である、家である」ということかもしれません。

リモートワークが定着すると、もう仕事中心の住まい選びではなくなります。

事実、札幌や軽井沢、海近や沖縄など、風光明媚で食べ物がおいしいなど、仕事関係なく多くの人が訪れたいと思えるような魅力ある地域の人口が増えだしたんですね。

コロナはたいへんな状況であると同時に、これまでの価値観が大きく変わる転換期でもあると思います。逆に言うと、コロナが無ければ駅近に住んで満員電車で通勤するというライフスタイルが、疑いもなく継続していた可能性があるわけですが、このライフスタイルは果たして健康的で文化的だと声を大にして言えるのでしょうか?

今回のコロナがきっかけで出勤が週一や月一などになれば、好きな人と好きな場所に住むことも可能です。満員電車が好きという人はいいですが、大半の人は満員電車が苦手だと思います。そんな無理をする生活から、毎日の通勤に充てていた1~2時間を趣味やジョギングなど楽しく健康的な時間に費やせるようにもなります。

「仕事中心から、自分中心」へ

いろいろ大変なことも起きるとは思いますが、コロナはそんな風に人間中心に生き方や住まい選びを大きく変えるきっかけを与えてくれた、有難い存在でもあるのかもしれないと感じています。

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