プロ以上のプロになった人の末路
2021年1月2日
2021年1月2日
さて、今回はプロ以上にその道のプロになってしまう!という困ったお話です。
よくあるのですが、好きが高じて何かの分野を調べ尽くすということがあります。
こと家探しにおいても往々にしてありがちです。
本業の仕事以上に頑張って不動産知識を得ようと頑張りすぎてしまうのです。
でも、ちょっと立ち止まって考えると、これってとても効率が悪いんですよね(^^;)
時間は有限ですので、それを自身の仕事のパフォーマンスの最大化や、家族や大切な人と過ごす時間に費やすほうが豊かなような気がするのです。
もちろん、それぞれの人生ですし、その時間の費やし方は人それぞれで正解はありません。
でも、そんなに不動産のことが好きだったら、それこそ転職をして本業にしたほうが良いのかもしれません。
「餅は餅屋」の言葉通り、どの業界においても信頼できるプロを見つけて、その人と二人三脚で歩んでいくのが豊かな人生への近道だと感じています。
というのも、私が前職の資産運用会社で知り合った富裕層の方々は、みんな共通して「誰かに任せる」からです。
ぜんぶ自分だけでやるのではなく、人を信頼して任せられるということは、他人の能力も自分のものにできます。
つまり、限られた人生という時間の中で、何倍もの力を借りることができ、とても効率が良いのです。
全部自分でイチからその分野の知識や能力を身につけることは、非常に大変ですし困難が伴います。
豊かなになる人というのは、そこをしっかりとわきまえてある意味とても謙虚です。
「自分で調べられることには限界がある」ということをちゃんと認めて、人に委ねます。
一方で信頼して任せられたほうは、「この人のためなら」と俄然やる気が湧くので良い結果をもたらします。
誰も信じることができず、すべて自分でやってしまう人は他者のこういった「やる気パワー」を得られません。
だから結局、あまり良い結果が得られなくなります。
「自立とは孤立ではなく、多様な依存先を得ること」
とある著名なNGOの代表の言葉を胸に、今日も多くの方とのご縁をたいせつに、頼ったり頼られたりしたいと思います♪