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家は資産か負債か

2021年1月2日

さて、今回は人口減少時代の住まい選びについてです。

 

なぜ、あなたは家が欲しいのですか?

 

・家族が増えて手狭になったから

 

・家賃がもったいないから

 

・持家は資産になるから

 

 

よくある家を買いたくなった動機です。

 

 

でも、手狭になっただけだったら、広い賃貸に住み替えればいいはずです。これから2050年にかけて、日本の人口は3,300万人も減ると国土交通省が試算しています。空き家も増えて売るに売れない「負動産」がますます増える時代です。

 

「家賃がもったいない」といってやみくもに買ったところで果たしてほんとうに資産になるのか、怪しいと思いませんか?

 

「金利が低い今が買い時」

 

「消費税が上がる前に」

 

「他の人に買われる前に」

 

 

ノルマを達成するために煽り続けるだけの不動産会社やハウスメーカーの営業マンの押しの強さに、疲れながら探している人が後を絶ちません。「そのまま今の家に住み続ける」という提案もできるのが、プロです。

 

右肩上がりで人口が増え続けた時代が終わりを告げて、こんどは急激に減少し始めました。

日本の「人口バブル」が弾けたのです。

試算になる「富」動産と負債になる「負」動産はこれからますます、選別が強まり二極化します。

 

実際に以前は一億円で取引された戸建が、現在は1,000万円台でも買い手がつかないものが増えています。

また、マンションでも3,000万円で取引されていたものが、50万円でも買い手がつかないものも出始めています。

 

戸建とマンション、いずれも相続放棄されるほど、負債になってしまう可能性が潜んでいるんですね。

 

マンションはより深刻で、年間100万円程度も管理費等の支出があるため、持っているだけでどんどん、お金が出ていってしまいます。

 

買う時の今だけでなく、老後の住み替えを考えたり、子や孫に相続をすることを考えた住まい選びが、ますます重要になっていきます。

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