不動産契約はクーリングオフができません
2021年1月2日
2021年1月2日
私のところには不動産にまつわる、さまざまな相談があるのですが、今回は少し、困った事例を紹介します。
(ここから)
山田様
ご無沙汰しております。
年の瀬に恐縮ですが、ご相談申し上げていた件について一段落つきましたのでご報告します。
形式上、和解110万円を支払う事で決着となりました。
裁判の状況から、継続にて全額になる可能性もできてきた状況を踏まえての結論です。
わずかですが先方に一矢報いることができたと思い納得をしています。
早いもので1年近くが経ちます。
当時、お忙しい中親身に相談に乗っていただき数多くのご助言を頂きました。
心穏やかに過ごす事夫婦共々感謝しております。
昨日支払いを済ませ、新たな気持ちで新年を迎える事ができそうです。
電子メールにて恐縮ですが状況報告でございます。
良いお年をお迎えください。
×区 ■■・○○
(ここまで)
この方はとある巷の不動産会社で契約した後に、いろいろと不安が出てきて解約をしたい、という相談をして来られました。
売主への手付金と不動産会社への仲介手数料の支払いなど、諸々を合わせて200万円以上の支払いを請求されていました。
私は県庁はじめ行政機関に同行して、なんとか減額できないかと奔走しました。
ですが、いちど契約してしまうと完全に回復することは難しく、やはり限界があるのです。
不動産取引は人生最大の財産が動くものであり、夢や理想だけで進められるほど甘くはありません。
人生でいちばん大きなお買い物を、より多くのご家族に安心して楽しんでいただきたいです。
・オリンピックまで値上がりするから今が買い時
・金利が低い今が買い時
・そんなに迷っていると買えない人になりますよ
上記は相談をいただいた方が口を揃えて仰られる、営業マンの煽り用語です。
落ち着いて考える余裕も与えられずに決断を迫られ、買った後に不安や不満に苛まれている方がいらっしゃいます。
契約後のトラブル相談に来られる方から、「もっと早く山田さんのことを知っていれば」というお言葉を頻繁にいただきます。
ですので不動産にまつわる情報が「ほんとうかどうか」を探す人自身の頭でじっくり考えられるような、誠実な言葉を伝えていきたいと強く感じています。
私は本の出版をはじめとして新聞、ネットさまざまなメディアを通じて情報発信をしています。
一人でも多くのご家族を笑顔で住み替えができる、そんなお役に立つ言葉を発信していきます。