やっぱり、人が好き
2015年6月5日
2015年6月5日
昨日は東京の資産運用会社で共に働いた同僚と6年ぶりに再会をしました。
彼とは会社の同僚としてだけではなく、世界各国から集まった屈強な方々と100㎞の山道を夜通し走りぬくチャリティマラソン「オックスファム・トレイル・ウオーカー・ジャパン」でも何度か共に走りぬいた同志でした。
彼とは再開の握手を交わした瞬間、「おっ」と思うほどにっこりと笑って、目の輝きから相当、充実した良質な時間を過ごしてきたことが感じ取れ、皇居の緑が眼前に迫るホテルのラウンジはとても落ち着いた空間で、じっくりと話ができました。
いまでも資産運用会社で働く彼と、不動産を扱う私の話は、意外なほどに共通項が多く、ひとしきり共感の相槌を打ちあいながら、終始笑顔で話をしました。共通項とは、扱うものは違えど「人が好き」ということでした。
彼も、やっぱり人が好きで、常にクライアントさんの事ばかりを考えています。ですので結局、今回の話もお互いの商品やサービスの話にはほとんど言及せず、終始お互いの人生観やクライアントさんとのよもやま話に華が咲いていました。
結局、どのような商品やサービスを扱ったとしても、「お客様と営業マン」という、ただ商品やサービスだけで繋がった関係を超えて、「クライアントさんの生活や人生をより善くするお手伝いがしたい」という情熱を持っているかが、大きな違いだと再認識しました。
「商品やサービスをいかに売って儲けるか」という殻を破って、「目の前にいるこの人のために、いかにお役に立てるか」という熱い気持ちが湧いてきて初めて、人は実力以上の力を発揮して、ほんとうに面白い仕事ができるようになるのだと感じます。