一発屋
2018年2月6日
2018年2月6日
このところ契約後のご相談が増えています。
・この金額で支払っていかれるか心配
・将来売ったり貸したりできる資産性があるのか不安
・調べたら災害リスクが高いところだったが、大丈夫か?
え!?それって買う前にじっくり検討しておくことじゃないの?ということのオンパレードです。
私は常日頃、「真実は諸刃の剣です。知ってしまうと、解約したくなってしまう可能性がありますが、その覚悟はありますか?」と確認したうえで不動産と建築業界の真実をお伝えしています。
少子高齢化が進み、これから急速に人口減少社会に入る日本は、肥大化してきた住宅地が逆回転を起こして縮小していく時代に入りました。
そんな中で、大規模に宅地造成されているエリアや林立するタワーマンションのエリアは、短期間に同世代の世帯が大量流入しています。一時的に大量流入するということは、数十年後に一気に人口流出が起きるということを示唆しています。
モノは何でもそうですが、大量供給されると大幅な価格下落が生じます。不動産の場合は、資産価値の大幅な下落が想定されるのです。
万事においてそうですが、一時的に脚光を浴びることというのは、廃れるのも早い「一発屋」のような危険性を孕むことを、住まい選びでも認識しておくと良いかもしれません。