じっくり楽しくあなたと住まい選び

住まい選びの総合医

公式ブログ

不動産担当者の適性を知る5つの魔法の質問

2015年10月1日

おはようございます。今朝も爽やかな秋晴れに恵まれました♪

IMGP4786

小一時間、息子と早朝の森を散歩してきて今、このブログを書いています。

さて、人生でいちばん大きなお買い物である住宅を誰から買うかは、とても大切です。たまたま出会った担当者が果たして、人生の重要な決断を下す際に相応しい人かどうか、5つの質問で見極められてはいかがでしょうか。

「○○さん(担当者の名前)は、いつ頃、家を買いましたか?」

「買ったことが無い」など、自宅の購入経験が無い担当者は論外です。いくら知識があっても、経験が伴わないのでは机上の空論に過ぎません。

「○○さんの奥様(ご主人)だったら、この家をどう思いますか?」

「結婚していません」など、独身の担当者も要注意。住まいは男性と女性、双方の目線でバランスよく選ぶ必要があります。偏ったアドバイスしか得られない可能性が高いです。

「このエリアのリスクは何ですか?」

「知りません」など、調べる気も無い担当者は論外。洪水、津波、土砂災害など、自然災害のリスクはもちろん、犯罪発生率など他のリスクもできるだけ多く、データをもとに伝えてくれる人が望ましいです。

「おすすめの物件はどれですか?」

「これです!」なんてもってのほか。会って間もない担当者が、住まいに対する要望をしっかり把握できるとはとても思えないのに、お勧め物件なんてありえません。

日々、どのようなことを大切に過ごされているかを、じっくりお伺いしたうえで、実際の物件を何度か一緒に見させていただいて初めて、おすすめ物件が提案できるのではないでしょうか。

「いつが買い時ですか?」

「今でしょ!」は林先生だけにしましょう(笑)消費税増税前やアベノミクスなど、これまでも常に買い時と煽ってくる営業マンがいましたが、住宅購入は国の経済政策として奨励されているので、増税時には住宅ローン控除の拡充や給付金などの新設で、結局増税後にも優遇措置が図られました。

「買い時」はしいて言えば、結婚を機に、とか子供が増えた、とか「ご家族それぞれ」ではないでしょうか。

上記の質問をすべてクリアした担当者は、合格です。しつこい電話営業や購入を煽られること無く、楽しく快適で役に立つ、住まい選びのお手伝いをしてくれると思います(^^)

それでは、今日も良い一日をお過ごしください♪

やっぱり、人

2015年9月25日

昨夕は降りしきる雨でたいへん足元の悪い中、相談にお越しいただいたクライアントさんとランドマークタワーのラウンジにいました。

18292_400

マンションの売却でご相談に来られたこの方は最近、売却や査定依頼が頻繁に来るので一度当社団に相談したいということでお問い合わせいただきました。

日々投函されるチラシや電話による売却や査定の依頼に、なぜか依頼する気が起きなかったそうで、お話しするうちに二の足を本質が見えてきました。

不動産会社の担当者が、どちらを向いて話を持ちかけてきているのか

この視点で改めて思い返していただくと、自ずと答えが見えてきたようです。売却や査定の依頼にしろ、購入の際の物件紹介にしろ、自社の売り上げや上司の顔色、自分のノルマばかりを見ている不動産会社の担当者がほとんどなのが実情です。

私は改めて、社団の理念である「住まいの問題解決と理想の具現化のお手伝い」を強調してお伝えしました。日本古来の商い(あきない)というのは、決して目先の利益に一喜一憂するのではなく、人と人との信頼関係を築いた上に成り立っています。

幸い、当社団のお越しになられる方はみな、このことを腑に落としておられる方ばかりですので、楽しみながら売却や査定、住まい探しのお手伝いをさせていただいております。

自分善し 相手善し 世間善し―近江商人が築いた「三方善し」の商いを、クライアントさんと心底、楽しみながら、これからも変わらず貫いてまいります。

「住まい」の窓口

2015年9月5日

「ほんとうに相談無料なんですか?」

はじめてのクライアントさんから良く聞かれる言葉です。

昔と違って、ネットを中心にアプリや検索などで、無料サービスに触れる機会は増えましたが、聞きなれないサービスのせいか、ご不安になるお気持ちもわかります。

住まい選びコンシェルジュ協会のサービスは、例えれば速見もこみちさんのテレビCMでお馴染みの「ほけんの窓口」のようなものです。以前は、保険も「セールスレディ」と呼ばれる営業マン(ウーマン)が職場を回って自社商品を直接、営業していました。

いまは「ほけんの窓口」のような無料相談窓口が主流になり、保険を売るというよりも、それぞれのご家族のこと、保険や人生に対する考え方などをじっくりヒアリングして、最適な提案をする「カウンセリング」機能を担っています。

テレビCMでも、もこみちさんが「じゃあ、いまの保険のままでいいんですね」と聞くと、「はい、いまのところは」と相談員さんが笑顔で答えて、安心して帰っていく姿が印象的です。

「人と歓びを分かち合うのが、三度の飯よりも大好き」な私も、このサービスを提供していて「山田さんに相談して、ほんとうに良かった」というクライアントさんの笑顔が、一番の報酬だと感じています。

「住まいのよろず相談所」としてメールや電話で、どうぞお気軽にご活用ください(^^)

IMGP4209

業容拡大に伴う本社事務所移転のお知らせ

2015年9月2日

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

この度、当社団は平成27年9月1日より、メディア掲載および口コミによるお問い合わせの増加に対応するべく、人員を増加するため主たる事務所を下記の通り移転し業務を行なうこととなりました。

今後とも倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

    記

【移転先住所】
〒231-0062

神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7

TOCみなとみらい 10階

電話:045-228-5275

a0132656_20473195

大手の看板に惑わされない

2015年9月1日

「契約前と後で、担当者の言う事が違うんですけど、どうしたら良いですか」

昨日の午前中、大手不動産会社で物件を契約した方から、こんな切実な問い合わせをお電話で頂戴しました。

まずは、じっくりお話を伺うと、出るわ、出るわ、という感じでした。「詐欺じゃないの?」と思うほどに、契約するまでとした後の話が全く異なるのです。しまいには、担当者が「そんなことくらい、たいしたことではございません!」となんと、逆切れしたそうです。

私は、このクライアントさんがどうされたいのかを伺い、しかるべき公的機関を紹介しました。ですが、この問題はとても根が深いと感じました。日本人に特徴的な「大手」や「ブランド」信仰です。

img10593946685

実は日本人は権威が大好きです。「判官贔屓」という言葉は、まさにそのことの裏返しではないでしょうか。

商売において、ほんとうは商品や担当者そのものの質が重要なのですが、結構、お店の看板=ブランドで「ここの商品や担当者は大丈夫」という、まったく根拠の無い安心感に浸っている方が意外と多いのではないでしょうか。

住まいといった不動産など、高額な商品ほど、実は会社よりも担当した人の質が問われます。借りたり、買ったりした後に「こんなはずじゃ無かった」という思いを抱かないように、物件よりも信頼できる担当者選びをじっくりと慎重に、したいものですね。

※営業マンでなく、クライアントの幸せを願い、寄り添えるコンシェルジュは、不動産業界全体においてとても希少な存在で、一割もいるかいないか、という実情があります。

夫婦のコミュニケーション密度が成功のカギを握る その2

2015年8月19日

「もう、お前に任せるよ」

また別のご夫婦のケースです。ケンカのもとは、ご主人の「もういいよ、お前に任せるよ」でした。この場合も前出のケースと同様、なかなか結論が出ない妻にいら立った夫が、サジを投げた格好で言ったひとことです。

「妻はいつもこの調子なんですよ」とご主人がぼやきます。「デパートに買い物に行っても、さんざん引き回された上に、コートを買う予定が食器になったりするんですから。わけがわからないですよ」と。

こうした女性心理を説明するために、もうひとつのケースも挙げておきます。奥さんは、素敵なモデルルームを見てウキウキしておしゃべりしていた最中に、ご主人に「結論から言えよ」と言われ、「冷水を浴びせかけられた気持ちになった」と言います。「どうして、おしゃべりに結論が必要なのよ」と口を尖らせます。

女性はプロセスを楽しみ、男性は結果を求めます。買い物にせよ、おしゃべりにせよ、女性にとってはその行為自体が楽しいイベントです。まして、その対象がマイホームとなれば、テンションは否が応でも上がります。

しかも、共通の話題がなくなりつつあるなかで、久々のビッグな共通の話題です。この機会におしゃべりもしたいし、あれこれ迷うプロセスもまた楽しいイベントなのです。

男性は仕事上、目標を設定し、いかに合理的かつ短期間で目的を達成するかを求めらます。しかし、マイホーム探しは仕事とは違い、少々まだるっこいかもしれないですが、家族の一大イベントとして会話を楽しむ余裕があると、嬉しいですね(^^)

一見たわいのない会話のなかから、家族のかたちや理想のライフスタイルが見えてくることもあります。ある程度の誘導は必要ですが、会話そのものを封じてはせっかくの一大イベントがもったいないのではないでしょうか。

「いい加減にしろよ」「お前に任せるよ」「結論から言え」は、いわば会話封じの言葉。女性―奥様にとっては、まさに「禁句」です。

因果応報―もし、こんな言葉で会話を封じたら、定年退職後、家族の会話から閉め出されるのは、他でもない男の方ではないでしょうか。

IMGP4414

住宅を購入することは、ご夫婦が日頃、どのくらい本当に分かり合って、真の意味でお互いに満たされているかが赤裸々になる、文字通り「人生の一大イベント」なんですね。

夫婦のコミュニケーション密度が成功のカギを握る~その1~

2015年8月17日

住宅購入の際にいちばん大切なこと。それは物件情報ではなく、ご夫婦のまさに足元―コミュニケーションです。

lgf01a201306242100

ご夫婦の会話がない、話が噛み合っていない、それからファッションが極端に違うご夫婦は要注意です。

こうしたご夫婦は希望物件が二転三転したり、肝心な時に意見が合わずに絶好のチャンスを逃すケースが多いです。そこで、今回は妻とのケンカを回避するコミュニケーションとは何かを検証してみたいと思います。

最近マイホームを取得した3人の既婚女性に「切れそうになった夫のひとこと」を聞いてみました。私も含めて、ご主人には心当たりがあるかも知れません。

「いい加減にしろよ」

妻の○○さんが切れたのは、夫の△△さんの「いい加減にしろよ」のひとこと。△△さんはシステムエンジニアで毎晩帰りが遅いので、○○さんがせっせと情報を集め、毎週末はふたりでモデルルーム巡りをしていました。

モデルルームを見ること、なんと30物件以上!夜は住宅雑誌に載っていた「賢いマンション選びのチェックリスト」に照らし合わせて検討を重ねてきたのですが、ある日、△△さんがうんざりした顔で「いい加減にしろよ」と言ったのだそうです。

「私の努力を全く理解してくれない」と○○さんは激怒。一方、△△さんは「最初は真面目につき合っていましたよ。でも妻はチェックリストが絶対で、ひとつでもマイナスを見つけるとダメ。妻の言う完璧な物件なんて予算内であるはずがないです。こんなことを続けていても消耗するだけ。正直言ってつき合いきれなくなったんですよ」。

△△さんによくよく聞くと、本当に言いたかったのは「予算内で完璧な物件はないのだから、まず、選択条件に優先順位をつけて候補を絞り込もう」という「見解」でした。

それがつい「いい加減にしろよ」という「感想」に簡略化(?)され、○○さんの努力を全面否定したようにとられてしまったのです。たぶん、△△さんも相手が他人だったなら、「感想」はぐっと飲み込んで、「見解」あるいは「説明」をしたでしょう。マイホームを買うときは言葉を惜しんではいけません。

コミュニケーションの達人とは聞き上手な人。そのうえで、相手にとってわかりやすい(受け入れやすい)言葉を選ぶことではないでしょうか。ちなみに参考本や住宅雑誌に載っている「マンション選びのチェックリスト」は万人向けにできているので、自分たちの価値観やライフスタイルに照らし合わせてカスタマイズし、優先順位をつけてこそ活きてきます。

その点では、△△さんの「見解」はまことに正しいのですから、まさにコミュニケーション力「言い方」一つに尽きます。

・・・その2に続きますね。

歴史は繰り返す

2015年8月7日

ここのところ、首都圏のマンション価格の高騰が著しいですね。先日の日本経済新聞の記事でも、一戸建ての価格は横ばいにもかかわらず、マンションは右肩上がりで上昇が続いています。私のクライアントさんでも、マンション希望の方は「オリンピック後まで待つ」と静観している方もいらっしゃるくらいです。

価格は需要と供給のバランスで決まるので、誰が買いたがっているのかを紐解くと、外国人、とりわけ中国の方がとても多いことがわかります。私は「まるでバブル時代の日本が、ニューヨークの不動産を買い漁った時のようだ」と感じました。

1992年 ジュリアナ東京

1992年
ジュリアナ東京

中国経済を見ると、一党独裁政治による不完全な経済環境が招いた株高が気にかかります。グラフを見ると絵に描いたような右肩上がりで、まさに土地神話に支えられた日本のバブル時代を髣髴とさせるのです。

当時の日本も、護送船団方式に守られた官製経済で諸外国から「唯一、成功した社会主義国家」と揶揄されたほどでした。「土地の値段は下がらない」と今では信じられない土地神話と「株は儲かる」という根拠の無い「財テク」に狂喜乱舞した時代です。

現在の中国もバブルだという人もいます。先のことは誰にもわかりませんが、たいせつなことは「実需に即しているか」ではないでしょうか。ほんとうに「ずっと住み続けたい」と思う人がどれだけいるのかで、不動産の「ほんとうの価値」が決まります。

「儲かりそうだ」という「うたかたの泡」のように消えてしまう、そんな「人間の欲」に踊らされたり、高値掴みをさせられないように「じいっ」と冷静に「ほんとうの価値」を見極める目を持ちながら、適正価格で住宅を購入したいものですね。

石橋を叩いて、叩いて、叩いて渡る

2015年8月1日

昨日のクライアントさんは、7月の中ごろに社団のホームページを見て電話をいただいた、未だ探し始めたばかりの若いご夫婦でした。でも、とある不動産屋さんに案内されて見た1件目の物件をすごく気に入り、思わず買いそうになったんだそうです!

その時は、ご両親や周りの人から反対されて思いとどまったそうですが。その後も数件見るたびに「欲しい!」と思う気持ちが湧いてきて、「物件のどこをどう見たらよいかわからない~!」と困ってネット検索したところ、私のホームページに行き着きました。

社団のある横浜ランドマークタワーのラウンジでお会いして、じっくりとお話をお伺いするうちに、まだまだお二人の中で判断基準ができていないことがわかりました。住宅購入のフローは「情報収集」と「購入検討」の2段階に分かれます。

これまで、不動産購入をしてきた方の多くが、ポストに投函された物件チラシや、ネット検索でたまたま見た物件を実際に見て、気に入って買ってしまうという流れでした。これだと「情報収集」を飛ばして、いきなり「購入検討」の段階に入ってしまっています。

今回のクライアントさんも、周囲が止めなければこの流れで、いわゆる「勢い」で買ってしまっていたことでしょう。このような買い方は、買ったときは良いですが、後々「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクが高いのではないでしょうか。

実際、その後に私と「情報収集」の段階を経て、何度もさまざまな物件をご見学いただくうちに、ご主人と奥様それぞれの「こだわりポイント」がたくさん出てきて、熱く意見を交わすことが増えてきています。

これは、すごく良い兆候ですので、私はお二人が納得いくまでぶつかり合い、考え抜いて「雨降って地固まる」状態になるまで、じっくりお付き合いさせていただくつもりです。

住宅は「人生でいちばん高いお買い物」で、ほんとうに「買った」と言えるタイミングは数十年後の住宅ローンを支払い終わった時です。

ご家族の命と財産を守る住まい選びは、慎重に、慎重に、石橋を叩いて、叩いて、叩いて渡るくらいがちょうど良い、と強く感じています。

ダウンロード

「ありがとう」の対価

2015年7月31日

昨日、夫婦で美容師をしているクライアントさんの美容院へ行ってきました。先日の打ち合わせの時に「髪が伸びてきたんで、そろそろ切りたいと思っていたんですよ。切ってもらえますか?」と伺うと嬉しそうに「もちろん!」というお返事。

ph_ka02_detail02

奥様が「500円でいいですよ♪」と仰るので、私は恐縮して丁重にお断りをしました。お金って「ありがとう」の表現だと思うんです。だから、しかるべき仕事やサービスに対しては、しかるべき対価を支払いたい、と日々感じています。

「金は天下の回りもの」というように「ありがとう」という、感謝の気持ちの連鎖が豊かな世の中を創造していくイメージを大切に、私自身もクライアントさんに心から「ありがとう」と感謝していただける、質の高いサービスを提供していきたいと思います。

まずはお気軽に ご相談ください

※勉強会・相談において商品やサービスの売込等は一切、行っておりません。

お問い合わせ

無料メールマガジン好評配信中!

  • 住まい選びのお役立ち情報が知りたい方はこちら
  • 代表理事 山田剛司の日記が読みたい方はこちら