住まい選びのコンシェルジュ・山田剛司に不動産仲介を依頼した岡田様ご夫婦に、家探しの経緯やサービスの感想についてお聞きしました。紹介のあった物件にわずか3週間で契約。契約の決め手は徹底的な情報提供にありました。
岡田様について
岡田様ご夫婦は、横浜市磯子区にお住まいです。現在、第一子を妊娠中。もともと新居と同じ磯子区にあるご主人の社宅に住まわれていて、同じエリア内での住み替えをご希望されていました。ご夫婦の趣味は美術館巡り。お二人の好きなアニメやイラストの展示を見に東京・神奈川エリアの美術館に出向くそうです。
「駅からの移動が便利になって助かります」
岡田様、このたびはお引っ越しおめでとうございます。新居の感想を教えて下さい。
社宅からマイホームに引っ越した岡田様ご夫婦。奥様は現在妊娠中。新しい家族を迎える準備も着々と行っています
引っ越して1カ月経ち、だんだん慣れてきたところですね。うちは二人とも働いているので週末に時間を見つけては部屋の中を整理して、やっとここまで片付いてきました。
私は、駅から移動しやすくなったことに感激しています。前の家よりも駅からの傾斜や段差の負担がなくて、買い物帰りに「あれ、楽だぞ!?」って思うことが結構ありますね。
これから赤ちゃんが生まれて来てベビーカーを使うことが増えると思うので、移動が便利になったのは助かります。
「五輪が近づくと地価が変動しそうなので、できるだけ早く行動しました」
今回の家探しの経緯を教えて下さい。
最初は広めの中古物件を探していたという岡田様。別の不動産仲介の営業マンとのやりとりにくたびれてしまったそう
前も横浜市磯子区にある私の会社の社宅に住んでいました。その社宅が取り壊すことになり、長くてもあと5年しか住めなくなってしまったんです。まだ時間の猶予はありましたが、東京オリンピックが近づくと地価の変動がありそうなので、できるだけ早くマイホームを持とうと行動したのがはじまりです。
はじめは、たまたま見つけた新杉田の中古物件を見に行きました。ところがそこは営業の押しが強くて、一生に一度の買い物にも関わらず「とにかくローンを通してみましょう!」っていう強引な対応で、こちらも構えちゃって。ふたりでうんざりして帰ってきたんです。
住まい選びの専門家・山田剛司との出会いについて教えてください。
その後も、安くて広い中古物件が気になったのでチラシを見て問い合わせました。そこで出会ったのが山田さんだったんです。
山田さんに内覧の予約をしたものの、運悪く大雨が降ってしまったので延期のご提案をいただいたんです。でも、私たちには延期と言いつつも、山田さんがお一人で見に行き、物件のレポートをポストに入れて下さっていたんですよね。「ご希望の物件はこのような状況でした」と。しかも「地盤が不安定です」と見えない部分のアドバイスもあり、私たちは「この中古は違うな」と、すぐに候補から外しました。
「内覧から契約までわずか3週間でした。不動産はご縁だと聞きますが、まさにうちもご縁を感じました」
では、こちらの物件はどうやって探したんですか?
内覧のときに「ここが良い!」と直感的に感じた奥様。北向きという心配があったものの、実際に現地で明るさの確認をしたら納得できたとのこと
先ほど話した中古物件のレポートと一緒に、近隣の物件の情報も併せて持ってきて下さっていたんですよね。その中に、この家の情報が入っていて、直観的に「良さそう」と思い、すぐに内覧のお願いをしたんです。
私は内覧中に「絶対にここに住みたい」と思いました。最初は中古で探していても、新築に住めると思うとすごく魅力に感じました。主人からも買いたいんだろうなという気持ちが伝わってきました。後から聞いたら、やはり内覧のときに「欲しい!」って思っていたようで、契約までわずか3週間でしたね。
不動産はご縁だと聞きますが、まさにうちもご縁を感じました。
契約するまでの3週間、大きな買い物ですので不安に感じている点はございませんでしたか?
もう、不安だらけでした。この物件は新築で価格帯も魅力だったので、「すぐに抑えられちゃうかもしれない」と焦る気持ちがありました。「早く決めなくては…」と思う一方で「欠陥住宅だったらどうしよう…」という心配もありました。というのも、職場の人たちからのアドバイスで、「建売住宅は、手抜き工事をされていることがあるから気を付けるように」と言われていたんです。
「この家に限ってそんなことはあるまい」と思いましたが、一生に一度の買い物ですから絶対後悔したくない。ですので、自分たちで調べられる部分は徹底的に調べようと思ったんです。
「山田さんにも情報提供していただき、図面・躯体・基礎を納得できるまで徹底的に調査しました」
具体的に、岡田様が不安に感じていた点を教えて下さい。
「あのときは、一生に一度の買い物だから納得するまで調べたかった」と振り返って話すご主人
詳しく知りたかったのは2点です。この家が建つ前の土地と所有者についてと、物件についてです。
土地に関してはどのように調査をしたんですか?
まずこの家が建つ前はどうだったのか、そして、どうしてこの土地を手放そうとしたのかまで調べてもらいました。もしかして不運なことがあって土地が出されたのかもしれないですし。縁起を担ぐわけではないですが、そういう情報もきちんと知った上で判断したいと思い、調査は山田さんにお願いしました。
山田さんのお早い対応のおかげで、土地についての判断はすぐにクリアできました。
山田です。少し補足させて下さい。前の所有者の情報を調べるときは、物件の開発業者に買ったときの状況と、どういう理由で売りに出したのかをヒアリングをします。その後、本当に合っているのか証明する作業を行います。
岡田様邸の前の持ち主様は、「引っ越し」が理由でしたので、法務局で謄本を見て移転しているか確認させていただきましたのでご安心下さい。
この仲介業って本当にご縁なので、私がひとつ作業を怠るとそこで考える時間が長くなって他の人に決まってしまいます。お客様を急がせることはないですが、求められている判断材料はなるべく早く出すように努力しています。
では、次に物件の調査方法を教えて下さい。
購入前、岡田様ご夫婦と山田剛司(写真右)との間には、土地や物件の情報を「大丈夫」だと思えるまでのたくさんのやりとりがあり、一歩ずつ信頼関係を築いてきました
山田さんにお願いして、ハウスメーカーから図面を取り寄せてもらいました。私は水道関係の技術職をしているので、図面があればある程度の中身は理解できます。躯体の図面はあったので目を通し、躯体、基礎、床下、断熱材の入り具合など、目視できる部分は自分で床下にもぐって調査しました。木造なので湿気も気になりました。押し入れの中を触って湿気がないか、窓まわりに結露がないかなどチェックしましたね。
あとは上階の音がどれだけ響くかとか、携帯の電波も調べましたし、クーラーの設置位置、家電を置きたい場所の近くに電源があるか、電気を付けたときにブレーカーが飛ばないかなど、かなり細かく確認しました。
岡田様邸は、3階に個室がレイアウトされた3LDKのお住まいです
フローリングの上に「置き畳」を敷いて和室に。赤ちゃんのお世話は和室でする予定
ビー玉を転がして傾いてないかのチェックもしました(笑)。家事動線や水まわりのことも見ました。家具の配置もイメージしましたし、玄関はベビーカーが入るかどうか、階段の段差や手すりを見て、これだったら小さな子どもでも上り下りが大丈夫だろうとか、フローリングの部屋には畳を敷いて和室のように使おうとか、少し先の生活も想像しました。
夫が家の「ハード面」をチェックして、私は「ソフト面」を見て回った感じでしょうか。
途中、電気配線の図面がないことだけは心配で、山田さんに強くお願いしたことがありましたよね。山田さんからは、個人向けの住宅の場合は電気の図面は起こさないと説明していただきましたが、それでも心配で…。
でも、そういったこちらの要望もたくさん受け入れていただき、納得できるまで情報提供していただき「この家で大丈夫。間違いない」という確信が持てました。その節では、本当にお世話になりました。
たくさんお客様のお手伝いする中で、岡田様ほど物件をよく見られたかたはいらっしゃらないです。ヘルメットかぶられて手袋されて、床下も天井も潜って見られて、熱心な様子が印象に残っています。 私もできる限りのことはお手伝いさせていただこうと努力いたしました。しかし、電気の図面の件では精一杯の対応はさせていただきましたがご希望に添えず申し訳ございませんでした。 最終的にはご納得していただき、ありがとうございます。
「本当に不動産仲介の営業らしくなく、穏やかな方という第一印象です」
住まい探しの専門家・山田剛司の第一印象はいかがでしたか?
「最初、どんどんセールスしてくるのかなって覚悟していたんですけど、山田さんはずっと黙って立っているだけだったんでびっくりでした」と奥様
この物件の内覧をしたとき初めてお会いしました。私たちは、どんどんセールスしてくるのかなって覚悟していたんですけど、山田さんはずっと黙って立っているだけだったんでびっくりしちゃって(笑)。本当に何も言わないんです。ここがちょっと狭いですねって言ったら、「そうなんです、ここが狭いんですよ」って言ったんで、「あれ、いつもの営業さんと違うな」って拍子抜けしました。
他社の営業さんでしたら、家に対して指摘すると「大丈夫ですよ!」ってお返事があったと思うんですけど、しっかりと私たちの価値観を理解してくれましたよね。本当に営業っぽくないって感じで、穏やかな方という第一印象です。
山田剛司に不動産仲介をお願いして良かったことを教えて下さい。
プライベートのお話をオープンにして下さるので接しやすいところが良かったです。山田さんもお近くに住んでいらっしゃるので、街のこととか、子育て環境のこととか、プライベートな視点を含めてたくさん教えて下さり、人生の先輩として関わることができました。
私は、電気配線の図面の件など、こちらの焦りもあってたくさんのお願いを聞いて下さったことに感謝しています。普通の不動産仲介の方ならお手上げだったんじゃないでしょうか。そこを山田さんはハウスメーカーや開発業者との間に入って下さいました。
大変な役回りだったと思いますが、私にとっては山田さんの仕事への想いを感じ取れる出来事でした。この人ならしっかりとしたお話ができる。そう思えた出来事でもありました。
家探しをしている方に向けてアドバイス
現在家探しをしている方に向けて、マイホーム購入の先輩からアドバイスをお願いいたします。
「買い主にとっては一生に一度、そして何千万もする一生に一番の大きな買い物です。その大切さを分かって下さっている業者を選ぶことをお勧めします」
私たちは、一度他社の営業を受けたことで、ひしひしと感じていることがあります。それは「買い主にとって、一生に一度の買い物だと分かっているかどうか」という、営業さんのマインド部分が仕事に大きく影響するということです。
色んな仲介業者がいますが、買い主にとっては一生に一度、そして何千万もする一生に一番の大きな買い物です。その大切さを分かって下さっている業者を選ぶことをお勧めします。
営業さんによっては物件のメリットしかお話ししない方もいると思います。山田さんでしたら、物件のメリット、デメリットをしっかりとお話して下さり、判断材料を投げかけていただけます。私たちが納得して購入できるように、しっかりと導いていただいたと感じています。
最後に住まい選びの専門家・山田剛司に向けてメッセージ
住まい選びの専門家・山田剛司に向けてメッセージをお願いいたします。
家探しの間に、公務員から不動産仲介のお仕事に転職されたことなど、山田さんの豊富な人生経験を聞けて楽しい時間でした。ありがとうございました!
お住まいも近くですので、プライベートでも仲良くして下さい。私たちも健康に気を付けて、コツコツと温かな家庭を築いて行きたいと思います。山田さん、これからもよろしくお願いいたします。
住まい選びの専門家・山田剛司と一緒に。
これから新しい家に家族が増え、温かな家庭が育まれていきます
~お忙しい中、取材にご協力いただき誠にありがとうございました~
取材日時:2015年2月
取材制作:ソフトプランニング